新入社員として会社に勤め始めたけど、毎日先輩から「前にもそれ説明したよね」と言われていませんか?自分ではきちんと理解したつもりでも、いざその仕事をしようとすると自信がなくなり先輩に確認してしまう。それが続くと「何度も言わせないで」「しっかり理解して」と言われてしまい、覚えるのが苦手な人や忘れっぽい人はどんどんパニック状態になり、最後には仕事内容がまったく覚えられないという状態になっていきます。そうはいってもビジネスマンは「仕事が覚えられない」とは言えません。
仕事を覚えられない理由には2パターンあります。1つは、緊張感をもたないで仕事をしているため、最初から覚える気がないことです。これはまず仕事に取り組む姿勢を改め、社会人としての自覚をきちんと持ってください。もしそれでも仕事に対しての責任感が持てない場合は、カウンセリングを受け自分の欠点を見つめ直してみましょう。2つめは、どんなに覚えようとしてメモを取ったり教わったりしても忘れてしまうパターンです。こちらは、勉強の方法と同じく仕事を覚える方法が理解できていないからどんなに覚えようとしても忘れてしまうのです。ポイントさえ押さえれば仕事は確実に覚えます。
仕事を教わるときにはメモは必要ですが、仕事を覚えられない人は作業手順や議事録、やること、忘れてはいけないことすべてを同じノートに書いてしまい、結局どこに何が書いてあるか、何をすればよいのか忘れてしまい仕事が出来なくなります。メモは取り方を工夫するだけで仕事を覚えやすくなります。まず、ノートを2冊用意し、1つは今まで通り上司や先輩から教わった内容をメモしていきます。もう1つは自分専用の手順ノートとし、先輩から教わった日付と内容を書き、いつでもわかるよう整理し復習することによって、今までよりも仕事が覚えやすくなるはずです。
上司や先輩が教えてくれるのをただ聞いてメモを取るだけでは仕事を理解できていない場合があります。説明を聞いた後や仕事をした後に必ず確認してもらうことによって、自分がきちんと理解しているか間違っているかがわかり、先輩からの指摘もすぐ対処できます。また、教えてもらったことに対する疑問はその日のうちに解決してください。当日なら先輩もやさしく丁寧に教えてくれますが、後日になると「前に教えた」と言われることが多く仕事覚えが悪い人と思われその後の質問もしづらくなることがあります。